
合番(あいばん)とは
ある職種の作業を行う際に、別の職種の職人さんが現場に立ち合ったり、手元(補助)として同時に共同作業を行ったりすること」を指します。
現場でよくある「合番」の具体例
(例)天井や壁に石膏ボードを貼る前の「電気・設備の合番作業」
軽鉄(LGS)で天井の骨組みを組み、石膏ボード(PB)を貼って天井を完全に塞いでしまう前のタイミングです。 天井内にはエアコンや照明器具、壁面にはコンセントがあります。そのための先行作業として天井内及び壁面内に配管やダクト、電気配線を仕込む必要があります。ボードを貼る前に、それらの配線・配管を引き込む為、電気屋さんや空調屋さんが軽鉄屋さんの横で「合番」をします。
現場監理者として絶対にやってはいけない注意点
1.「合番の連絡漏れ」は現場の信頼関係・雰囲気を崩壊させる
「明日天井のボード貼る」という情報を、あなたが電気屋さんに伝え忘れていたとします。翌日、電気屋さんが気づいた時には、天井がすべて塞がれていて、天井内の配線が作業ができなくなってしまった。こうなると、せっかく貼った天井をやり直す羽目になり、各職人さんも大怒りです。現場の工程も遅れてしまう原因になります。
各業者の工程表を常に把握し、「A業者のこの作業には、B業者の合番が必要だな」と先回りして、事前に両者に連絡・調整するのが現場監理者の最も重要な仕事です。
2.工事工程を故意に変更してはならない。
他の業種が絡む作業箇所では、各業種の急なスケジュール変更・調整が容易でない場合が多い。滞りなく現場を進めるには、現場の状況を常に把握することが重要です。そのためにも「現在進行している作業がいつ完了するのか」「次はどの作業を進めないといけないのか」など各業種の職長・担当者と密にコミュニケーションをとりながら、現場監理者がしっかりと把握し指揮していくことが大事です。
まとめ:合番を制する者は、現場のチームワークを制する!
若手のうちは、どの作業にどの合番が必要なのか、まだ判断がつかないことも多いはずです。少しでも「ここ、大工さんと電気屋さんの作業が重なりそうだな」と思ったら、迷わず先輩の現場所長や、ベテランの職長さんに「ここって合番必要ですか?」と聞いて確認してみてください。
事前のちょっとした声掛けと調整が、現場をスムーズに回す特効薬になります。合番を上手くコントロールして、職人さんたちが気持ちよく働ける現場環境を作っていきましょう!
