
矩手(かねて)とは
「正確な直角(90度)」のことです。
よく現場では次のような言い回しで使われることが多いです。
- 「矩手をだす」:正確な直角の基準線を引く(墨出しする)こと。
- 「矩手がいい(カネがでている)」:きれいに90度が出ている状態。
- 「矩手が悪い(カネが狂っている)」:90度からズレて、歪んでしまっている状態。
※総じて矩手とは言わず「カネ」と略して言われることが多いです。
現場で役立つ活用例:どうやって「矩手(直角)」を確かめる?
~よく耳にする「3・4・5(さしご)」とは?~
差金をあてて確認する方法は言わずもがな
現代の現場では、レーザー墨出し器という便利な機械やがあります。
スイッチ一つで正確な直角(十字のレーザー)を壁や床に照射できます。
しかし、機械が狂っている可能性もあるため、監理者自身も確認の手法を知っておく必要があります。
それが「3・4・5(さしご)」です!
「は?さしごってなんやねん!?」はい、私も初めて先輩監理者から言われた時に思いました!
「3・4・5(さしご)」とは中学校の数学で習った「ピタゴラスの定理(三平方の定理)」を応用し
現場で直角を確かめる方法です!
(数学苦手な方、もう少し頑張ってください!)
三平方の定理の a2+b2=c2 を現場で実践し確認する方法は
- ある地点から、一方の壁に沿って 3m の印をつける。
- もう一方の壁に沿って 4m の印をつける。
- その印と印を結んだ斜めの距離を測り、ぴったり 5m になっていれば、その角は「完璧な直角(矩手)」であると証明されます。
(※狭い場所なら「30cm・40cm・50cm」でも代用可能ですし、広い現場であれば「6m・8m・10m」でも可)
職人さんが墨出しをしているときに、サッとスケール(コンベックス)を持って
「3・4・5でカネチェックしますね!」とお手伝いできれば、
それだけで「お、この監理者、分かってるな」と一目置かれるようになります。
